分かりにくいイオンのポイント制度を大解説
今回は少し毛色の違う記事を書いてみます.
私は普段の買い物ではイオンのクレジットカードを使うことが多いのですが,貯まったイオンのポイントを使おうと思ったらポイント制度が複雑怪奇すぎて戸惑いました.具体的に言うと,WAONポイントとWAON POINTの2種類があって,両者の違いがとても分かりにくいのです.ネットで調べたりもするのですが,何せ同じ名前(声に出したらどちらもワオンポイント笑)なので情報を探すのも一苦労です.
どうすれば上手にポイントを使えるのか,どうにかこうにか調べた結果をまとめたいと思います.(書き残しておかないとまたワケがわからなくなりそうなので…)
電子マネーとポイントの違いは?
まずは電子マネーとポイントについて整理します.
イオンの電子マネーはWAONです.電子マネーで有名なのは電車に乗る時に使うSuicaがありますが,WAONの使い方もSuicaと同様にあらかじめお金をチャージしておくことで各店舗の支払時に電子マネーとして使用することができます.
ここで,注意したいのがWAONは後述する「ポイント」ではなく,「電子マネー」であるということです.「ポイント」と「電子マネー」の違いはずばり貯め方にあります.
「ポイント」の場合は,お店で買い物したりとか,キャンペーンに応募した際に決められた分のポイントを獲得することができます.逆に言うと,自分で好きなだけポイントを獲得するということはできず,何かのオマケとして貰えるようなイメージです.
これに対して,「電子マネー」は自分で好きな分だけチャージすることができます.ただ,お店で買い物したり,キャンペーンに応募したとしても「電子マネー」が貯まることはありません.あくまで自分でチャージしない限り「電子マネー」は増えないのです.(電子マネーで支払→ポイント獲得→獲得したポイントを電子マネーに交換,とすることはできますが,この場合もまずはポイント獲得が介在することになります.)
イオンのポイントは3種類ある
電子マネーとポイントの違いがわかったところで,次はイオンのポイントについて整理します.イオンのポイントは,ときめきポイント,WAONポイント,WAON POINTの3種類があります.この記事では少しでも混乱を避けるために,それぞれの文字色をときめきポイント:緑,WAONポイント:赤,WAON POINT:青で記載しようと思います.ここで,冒頭に記した通りWAONポイントとWAON POINTは別物なのでご注意下さい.またWAONポイントとWAON POINTはどちらも「ポイント」であって,「電子マネー」のWAONとも別物なので合わせてご注意下さい.
3種類のポイントについて,その使い方と貯め方をまとめました.
ときめきポイント
使い方:
1000ポイント単位で下記と交換できる.(WAONに直接交換することはできないので,WAONポイントまたはWAON POINTを経由する必要がある.)
貯め方:
クレジット支払い時に200円で1ポイント貯まる
WAONポイント
使い方:
ポイントだけでは使えない
1WAONポイント=1WAONで電子マネーに交換して使える
貯め方:
WAONで支払い時に200円で1ポイント貯まる
WAON POINT
使い方:
1WAON POINT=1円で使える
1WAON POINT=1WAONで電子マネーに交換して使える
貯め方:
現金支払い時に200円で1ポイント貯まる
オートチャージ200円で1ポイント貯まる
給与受取で10ポイント貯まる(イオン銀行利用の場合)
公共料金支払いで1件あたり5ポイント貯まる(イオン銀行利用の場合)
基本的には買い物をした際にポイントが貯まるのですが,買い物の際にクレジット・現金・電子マネー(WAON)のどれで支払をしたかによって貯まるポイントの種類が異なります.私の場合はクレジットで支払う機会が多いので,ときめきポイントがよく貯まっています.いつもWAONで支払いをする人の場合はWAONポイントが,現金で支払いする人の場合はWAON POINTが貯まることになります.
貯まったポイントはどう使うのが一番良いのか
ずばり結論から書くと,ポイントはWAONに交換して電子マネーとして使うのが一番良いです.WAON POINTに交換してポイント支払いすることも可能ですが,WAONで電子マネーとして使う方がWAONポイントが貯められる分少しお得です.
ときめきポイントをWAONに交換する場合,WAONポイントとWAON POINTどちらを経由する方が良いでしょうか?ポイントの交換利率はどちらも同じなので違いはありませんが,もしイオン銀行を利用している方ならWAON POINTへの交換をお勧めします.理由はWAON POINTの貯め方で説明した通り,イオン銀行利用者の場合は給与受取や公共料金支払いによって知らないうちにWAON POINTが貯まっている可能性があるからです.このイオン銀行の利用によって貯まるWAON POINTは「センター預かり」なる扱いになっており,イオンのATMで確認しない限りはポイントの存在が全く把握できない上に有効期限があるために知らないうちにポイント失効していることがあります.(私の場合はまさにこの通りでした…)このセンター預かりWAON POINTを定期的に確認・獲得するためにもWAON POINTへの交換をお勧めします.
以上,複雑怪奇なイオンのポイントについてまとめました.3種類も分ける必要はないんじゃないかとか,ネーミングが悪すぎるから過度に混乱するんじゃないかとか,思うところは多く,ぜひポイント制度の見直しを期待したいですが,現状は我慢するしかないですね.